マンションやアパートのエントランス付近に、よく「定礎」というプレーを目にします。
この定礎とはどういうものなのでしょうか。

定礎は、建築時の定礎式という儀式のときに埋め込まれるプレートや石碑で、定礎という文字や竣工年などが刻まれています。もともと定礎は、石造りやレンガ造りが中心のヨーロッパで建物の基準となる隅の礎石を定めることをいいました。
置く場所は、建物の南東隅もしくは正面玄関周辺に置くのが一般的のようです。
礎を定めるものなので本来は着工当初に設置するものですが、ビル建築においては掘削工事などが行われることや、定礎石自体が仕上げの一部となっているので、工事終了時に設置されるのが通例となっています。

建物にプラスαの演出で、さりげなく竣工記念を刻んでみてはいかがですか。